お花で飾られた思いのこもったお墓を建立!谷中霊園、G654平和

ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。武蔵石材店の井岡進です。谷中霊園にて、お花で飾られた思いのこもったお墓を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!

谷中霊園 建立 中国産G654平和

新規で谷中霊園に当選されたお客様から「どうしても3月に建てたい」とご相談をいただきました。都立霊園では工事開始の許可が12月頃になるので、年明けに決定して3月の完成に向けての工事でした。今回は、亡くなられたご主人様のためのお墓作りでした。

 

こちらはお打ち合わせの時のスケッチです。「お花を植えられるようにしたい」とのことで、ご自分で描いて持ってきてくださいました。詳しく書かれていて、お墓に対する思いも伝わってきます。「砂利も欲しい」ということで、色々お話を伺ってまずは図面を作成してご提案しました。

 

ご提案した図面です。お墓の形や樹木の位置、踏み石の配置など、色々なパターンをご提案しました。ご希望を伺って、少しずつ理想のお墓へ近付けていきます。

 

 

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その後も、高さのあるお墓に絞った色やデザインの違い、手前の踏み石周りの仕様の違いなど、さまざまなパターンを作成してご覧いただきました。

 

 

最終決定にかなり近付いた図面です。このあとも少し調整を加えましたが、石塔の形はスッキリした縦長で、花立と香炉は丸みを付けた一体型、踏み石は四角い形状ですべり止めを設けることにしました。お墓の台座の周りにも砂利を敷きます。踏み石周りの砂利の外側は土を入れてお花を植えられるようにしました。

 

また、ご主人様がご生前に描かれたヴィオラの絵を彫刻することにしました。細部の調整を行ってOKをいただき、いよいよ工事に入りました。

 

工事開始です。約1.8㎡の墓地です。もともと広い墓地を分割して分譲しているため、奥行きのある細長い形状になっています。土を掘り下げて基礎を打つ準備をします。

 

砕石を入れて転圧して木枠を組んで、コンクリートを打つ準備をしました。

 

基礎が完成しました。奥は納骨室の下にあたる場所で、手前は最後にお花を植える場所なので、土のままで仕上げています。

 

基礎の上に石の据え付けが始まりました。外柵を据え付けたところです。

 

お参り部分はこのようになっています。踏み石の周りはコンクリートの上に砂利を入れて、その外側は仕切りの石を付けてお花を植えるために土を入れます。一番奥の踏み石は、ご希望で広めに設計しています。

 

納骨室の内部です。納骨室の中はきれいな砂を敷いて仕上げました。

 

棹石や花立等を設置し、砂利を入れて、お墓が完成しました。あとはお花を植えたら最終完成です。今回は、石塔・外柵ともに中国産のG654平和というグレーの御影石を使用しました。棹石は高さのある縦長のデザインで、縦書きでご家名を入れました。一体型の花立と香炉は棹石と同じく天面に丸みを持たせています。

 

お参り部分です。左右にはお花を植えるための土を入れています。砂利は五色の明るい色合いのものを使用しました。

 

お墓の周りはこのようになっています。壁石にくぼみを作って那智黒を入れました。棹石の右側面に亡くなられた方のお名前を入れて、その下の台座側面にさりげなくヴィオラの彫刻を入れました。

 

台座の左側面に建立年月と建立者の方のお名前を入れました。ご家族一同と彫っています。目立つところに彫刻を入れたくないとのことで、少し控えめにしています。

 

背面には、納骨室の通気口を設置しました。また、砂利を入れるためのくぼみに水が溜まらないように、目地の部分に水抜きを設けました。

 

ご納骨の日までにお客様がお花を植えて下さって、お墓が完成です!とても華やかで素敵なお墓になりました^^

 

お客様は、素敵なお墓の完成をとても喜んでくださいました。お話を伺った限りでは、これからも手を加えてさらにすてきなお墓になっていくかもしれません^^ この度は、当社にお墓の建立をご相談いただきましてありがとうございました。私自身もあまり取り組んだことがないお墓でしたので苦労したところもありましたが、ご一緒に試行錯誤や工夫をしながらのお墓作りで、とても良い経験をさせていただき大変ありがたく思っております。どうぞ末永く、皆様でお参りいただければ幸いです。