それぞれ個性があるため「墓石の種類」も多い
「墓石の種類」は使用される石材で違って、大まかな分類としては「花崗岩」「閃緑岩」「斑レイ岩」「安山岩」の4つです。
ただ、一見するとどれも同じに見えるかも知れませんが、人と同様に石にもそれぞれ個性があって、産地や成分などによって300以上の種類があります。
「墓石の種類」として最も多く使用されている石が花崗岩で、瀬戸内海沿岸をはじめとして、茨城県・福島県・愛知県で多く産出されていますが、産地で目の粗さや色合いに違いがあります。
また安山岩も多く使用されている方で、江戸城築城に使用された神奈川県真鶴の「小松石」は、東の横綱石とも呼ばれるほど有名で根強い人気があります。
香川県の庵治地方で採掘される「庵治石(あじいし)」は、西の横綱石といわれる墓石材で、長い年月を経ても石の艶や彩色がほとんど変わらずに美しさを保つといわれています。
ただ、「石のダイヤモンド」という別名があるように、値段もそれに匹敵するようです。
しかし国産石材は採石量が減少していて、希少価値が高まり高級品として扱われるようになって、それに伴い需要も減少しています。
その一方で、最近では外国産の輸入石材の流通が増加していて、国内で流通する墓石の7割が外国産が占めているようです。
石材は取れる産地で色や材質、耐久性が違うので、その風土に合った石材を墓石として使用するのが良いといわれています。
その点で歴史の浅い外国産は未知数なため、国産にこだわる方も少なくありません。
ちなみに、外国産の輸入石材の流通がスタートしたのが約40年前で、現在では中国産墓石の取扱いは群を抜いて、国内で建立されているお墓の大半が中国産の石材が占めつつあるといわれています。
中国産墓石は国内産とは大きな価格差があって、しかも品質面でも急速に改善されつつあるため価格の割に高級感があるという点が、高い人気を集める要因になっているのです。
産地は福建省が中国の石材の中心ですが、黒龍江省・山東省・山西省などの産地もあります。
このように、「墓石の種類」は国内外を含めると300以上あると考えられているので、選ぶ場合には何を基準に選択すれば良いのか迷ってしまうことでしょう。
そこで知っておいてほしいのが、墓石に使用するのに良い石の条件(石種3条件)で、それは「硬い」「水を吸いにくい」「長持ちする」の3つです。
このことを基準に、まずは石材店で用意している石のサンプルを手にとって、お墓を建立する地域の風土に合った石材を墓石として使用すると良いでしょう。
ただ、石のサンプルだけでは石種3条件や経年劣化が分からないので、できることなら建立されたお墓の石材を参考にすると良いかも知れません。
そうすれば、夏の日差しや雨風雪に耐えてどのように変化するのかを確認できるので、納得のいく選択が可能になるでしょう。
あと、石によって値段差が大きいのですが、単純に価格・値段が品質を反映しているといえないので、単純に値段で判断することは避けるべきでしょう。