墓石工事の内容と費用について
「墓石工事」は、基礎工事・外柵施工・石塔施工・仕上げの4つの工程に分けることができます。
基礎工事は、外柵や石碑を据付けるためにコンクリートの基礎を打つ工事で、大きさや石の種類で違いますが、墓石の重量約1.5トン~2.5トンに耐えられるしっかりとした工事が必要です。
ですから、見えなくなってしまう部分ですが、寒冷地では凍結にも耐えられることが大切になりますし、軟弱地盤は改良する必要があります。
つまり、地域と地盤の強弱に合わせた工事が必要になります。
基礎工事が終了すると外柵の据付けを行いますが、外柵にも様々な加工と積み方があります。
三段に積む場合は通常、下石・中石・上石の合口にモルタルを流して順々に積み上げていきますし、塔婆立てや小柱などが上石の上に据付けられます。
外柵の据付けと共にカロートを据えて土を入れると外柵は完成します。
次に石碑据付工事を行います。
まずは芝台や拝石を据えて、次に中台・上台を載せ、最後に棹石を建てます。
棹石を建てた後は、墓誌や物置台などの付属品を据付けて、全ての石碑の据付が終了すれば完成です。
最後に墓石の仕上げをしたら、完成検査をして不具合がなければ引渡しとなります。
これが一般的な墓石工事の内容と流れと言えるでしょう。
あと、何といっても日本は地震が多い地域ですから、住宅と同様に墓石にも耐震性が要求されます。
耐震施工に関しては様々な方法がありますが、基本的には強度があって錆びにくいステンレスの棒を入れて固定する方法です。
また、外柵に関してはL字型の金具で固定したり、X字型の金具で連結したりして固定しますし、石専用の接着剤を結合部に使用することもあります。
このような墓石工事ですが、住宅などの建築物と違って指導・監督する監督官庁が無いために、建築基準法のような法律や法令がありません。
ですから、手抜き工事をしても何の罰則もないので、悪く考えるとそのような手抜き工事をする業者もないと言い切れないのです。
実際、杜撰な工事による問題も発生しているので、石材店など墓石工事業者の選定をする際は、様々な実績や情報を確認して慎重にする必要があります。
しかし、国や地方自治体で定める建築・土木工事の法令や基準などを照らし合わせて、自社独自の基準を採用・実施している業者もいます。
法的な基準よりも高い基準で工事に当たっている業者もあるので、その点を吟味して選択すると良いかも知れません。
あと墓石工事で気になる点としては、お墓を建てるのにかかる費用でしょう。
こだわりの石材を使用して彫刻を施した個性的なお墓やオリジナルデザインのお墓など、様々なお墓があって価格も様々です。
一般的に費用は、墓石(石材)・彫刻費用・工事と施工費の3つの要素で構成されます。
ただ、石材の種類でほぼ費用は決定するといわれているので、石材選びが重要なポイントになります。
ですから予算を考慮して、無理のない石材を選択するように心がけると良いかも知れません。