ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。武蔵石材店の井岡進と申します。今回は江戸川区のお寺様にて、ふたつのご家名と正面文字の彫刻をさせていただきましたので、その様子をご紹介いたします。

 


【完成後のお写真】

数十年前に当社でお墓を建てていただいたお客様のご家族様からご連絡をいただきました。このたびお客様の娘様がご実家のお墓を継がれるにあたり、正面のご家名をお念仏に変更し、両家のお名前を彫刻されたいとのことでした。

 

こちらが、施工前のお客様のお墓です。ずいぶん前に建てていただいたお墓ですが、きれいにお参りされていて、大切にされてきたことが伝わってくるお墓です。

 

今回は、印の付いている部分に彫刻をいたします。正面のご家名の部分はお念仏に、その下の上台の部分に両家のご家名を新たに彫刻します。さらに、お花立ての正面部分には、ご両家の家紋をそれぞれ彫刻することになりました。

いったんお墓を取り外し、工場に持ち帰って彫刻の作業にとりかかります。今回はお花立ても作り替えるため、棹石と上台、花立てとお水鉢の部分を取り外してすべて持ち帰りました。

まずは、正面をきれいに磨き直して、正面のお念仏の文字を彫刻します。上台のご家名も工場の方で彫刻をいたしました。花立ては、石に穴を開けて筒を落とし込むタイプに作り替え、正面部分に家紋の彫刻を施して完成です。

 

完成です!
磨き直した正面の部分に合わせて、周りの他の部分も見劣りしないよう、ていねいに洗ってすっきりとしました。
正面の「南無阿弥陀仏」の文字は、先代のご住職様が書かれたもので、こちらのお寺でお念仏を彫られる際はこの文字を使われるということでしたので、今回もこの文字を使わせていただきました。上台の部分にはご両家の家名を、このように額縁のような縁どりをつけて浮き彫りにいたしました。これまでの施工事例を見ていただいて、お客様に選んでいただきました。

 

印の部分は新しく施したご両家の家紋です。左右それぞれにご両家の家紋が入り、今後もご両家で大切に守っていただけるようになりました。お花立ても落とし込みに変更したので以前のように高さがなくなり、ご家名部分にかからずきちんと見えます。

 

もともときれいにされていたお墓でしたが、まるで新しいお墓のようにきれいな仕上がりになり、完成したお墓をご覧になったお客様は大変喜んでくださいました。特に、ご家名を彫刻した浮き彫り部分は、とてもいいと気に入っていただけました。お客様に選んでいただいたものでしたが、墓石の黒い色に額部分が映えてパッと目を引くとてもきれいな仕上がりで、気に入っていただけてホッといたしました^^これで、これまで大切にしてこられた奥様のご実家のお墓を、今後もご夫婦で安心して大切に守っていただけると思います。

今回のように、お墓を継がれる際に家名を変更したりするご相談は、よくいただきます。以前はお墓ごと作り替えることも多かったですが、最近は受け継いで来られたお墓を残したい、という方も増えてきました。そうした場合、「家名を変更したりできるの?」「両家の名前を入れてもいいの?」という疑問を持たれる方が多いようです。当社ではそうしたご相談をいただくと、今回のように過去の施工例で実際どのように仕上がるのかを見ていただいたりして、ご納得いくものを選んでいただけるようにしています。

細かな疑問や不安な点など、どうぞなんでもご相談ください! いままで大切に守ってこられたお墓をかわらず大切に受け継いでいく、今後もそういったお客様のお役に立てればと思います。