お墓じまい・多磨霊園合葬施設への改葬。都立八柱霊園
ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。武蔵石材店の井岡進と申します。八柱霊園にて、都立霊園の施設変更制度を利用して、お墓じまい・多磨霊園合葬施設への改葬をお手伝いさせていただきました。
八柱霊園 5㎡ お墓じまい・多磨霊園合葬施設へ改葬
「お墓を守っていく人がいない」ということで、八柱霊園でのお墓じまいをご相談いただきました。直接のご親類様ではなく、お墓を継承されたご親族様でした。まずは、現地へ行ってお墓を確認させていただくことになりました。
区画番号を伺って確認に向かいました。こちらがご相談いただいたお墓です。全体にびっしりと草が生えていて、管理が難しかったことがうかがえます。
和型のお墓本体を中心に、右手には墓誌があります。入口には表札もありました。
昭和44年、50年以上前に建てられたお墓でした。お墓の確認の際は、建立された方のお名前や、彫刻されている方のお名前でフルネームが分かる方のお名前を伺うなどすれば、お客様のお立会いなくスタッフのみでも現地確認をすることができます。
墓誌には5名の方のお名前がありました。今回はお墓じまいをされて、ご遺骨を多磨霊園の合葬施設へ改葬することをご希望でした。都立霊園の場合は「施設変更制度」といって、都立霊園にあるお墓を返還するかわりに、都立霊園内の合葬施設に優先して改葬することができる制度があります。本来は抽選となる合葬施設の抽選の必要がなく、費用も数百円の事務手数料のみです。八柱霊園にも合葬施設がありますが、今回のお客様はお住まいが近い多磨霊園への改葬をご希望でした。都立霊園のお墓の返還が伴えば、どの霊園かは問わず改葬が可能です。
工事の様子です。まずはおおよその草を刈って、工事開始です。今回はお客様がお越しになれなかったので、ご遺骨の取り出しや永代供養施設への納骨も代行させていただきました。
ご遺骨を取り出したら、お墓を解体します。その後、都立霊園の決まりで、納骨室が空になっていることを確認のために写真に収めます。撮影が終わったら、納骨室も取り外します。
納骨室を取り外しました。さらに、納骨室の下にもなにもないことを証明するため、また写真を撮っておきます。すべてきれいに取り外したことを確認したら、細かいコンクリート殻や石等もきれいに取り除いていきます。
石やコンクリートなどをすべて取り外したら、地面の高さまで掘り下げて更地にします。
きれいに表面をならして、お墓じまいの工事は完了です。
後日、多磨霊園の合葬施設でご納骨をさせていただきました。
取り出したお骨壺はきれいに清掃して、お骨壺をさらしで包み、お客様へご報告するためのお写真を撮らせていただきました。その後、職員の方が納骨をされます。
お客様にお墓じまいの完了をご報告すると、「ホッとした」とずいぶん安心されたご様子でした。気になっていらっしゃったと思いますので、気がかりが晴れて安心していただけてよかったです。このたびは当店にお墓じまいをご相談いただきまして、ありがとうございました。
今回は、八柱霊園のお墓をお墓じまいされ、多磨霊園の合葬施設へご遺骨を改葬された事例をご紹介いたしました。書類の手続きやご遺骨の搬送、ご納骨まで、お墓じまいに関する事柄をトータルでお手伝いさせていただきました。お墓じまいをご希望になるお客様の中には、さまざまなご事情でご自分で作業を進めるのが難しいというケースもあります。ご希望やご状況に応じてさまざまなお手伝いをさせていただいておりますので、お墓じまいでお困りの際はどうぞお気軽にご相談ください!